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2025.12.21
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デザイン・設計

おしゃれなリビングの作り方!センスに頼らない誰でもできる空間デザイン術

おしゃれなリビングの作り方!センスに頼らない誰でもできる空間デザイン術

新しいお家のリビング、どんな空間にしたいですか?
「雑誌で見るようなおしゃれなリビングに憧れるけど、自分にそんなセンスはないかも…」なんて、諦めていませんか。
実は、おしゃれなリビングの作り方には、センスに頼らず誰でもできる明確なコツがあります。
「家具の選び方」や「色使い」、「照明の配置」など、いくつかの法則を知るだけで、空間は驚くほど心地よく洗練されるんです。
リビングは家族が集まるお家の中心。だからこそ、見た目だけでなく、心からリラックスできる場所にしたいですよね。
今回は、これから家づくりを始めるあなたへ向けて、センスに頼らず理論的に進められる「おしゃれなリビングの作り方」を、準備から具体的なテクニックまでわかりやすく解説します。
この記事が、あなたの理想のリビングを実現するためのヒントになれば幸いです。

 

【この記事のポイント】

・おしゃれなリビングを実現するための準備3ステップ
・センスに頼らず空間をまとめる色使い・配色の黄金比
・統一感を出すための家具・照明・カーテン選びのコツ
・リビングがもっと素敵になる!ワンランク上の空間デザイン術

おしゃれなリビングの作り方は?まず押さえたい「準備」の3ステップ

おしゃれなリビング作りは、いきなり家具を買いに行くことではありません。
理想の空間を実現するためには、まず丁寧な準備が不可欠です。
ここでは、誰でもできる「3つの準備」のステップをご紹介します。
この準備をしっかり行うことで、後の家具選びや色選びで迷うことがぐっと少なくなりますよ。

ステップ1:まずは方向性を決める!「インテリアテイスト」の選び方

最初に、あなたが「心地よい」と感じるリビングのテイスト(雰囲気やスタイル)を決めましょう。
テイストが定まると、空間全体の方向性が決まり、統一感を出しやすくなります。

・北欧スタイル

白とグレーを基調に木の家具を合わせた、温かみのある北欧スタイルのリビングインテリア

白やグレーを基調に、木の温もりを感じるナチュラルな家具や、明るい色のファブリック(布製品)を取り入れた、シンプルで温かみのあるスタイルです。

・モダンスタイル

モノトーンの色使いとガラスや金属の素材でまとめた、都会的で洗練されたモダンスタイルのリビング

ガラスや金属など、無機質でシャープな素材を使い、直線的なデザインでまとめた都会的で洗練されたスタイル。
色は白・黒・グレーなどのモノトーンが中心になります。

・ナチュラルスタイル

無垢材の家具と観葉植物をふんだんに取り入れた、穏やかでリラックスできるナチュラルスタイルのリビング

無垢材のフローリングや綿・麻といった自然素材をふんだんに使い、植物のグリーンをたくさん取り入れた、穏やかでリラックスできるスタイルです。

・インダストリアル

コンクリート調の壁やアイアン素材の家具を組み合わせた、無骨でかっこいいインダストリアルスタイルのリビング

コンクリート打ちっぱなしの壁や、使い込まれたような古材、スチール、アイアンなどを組み合わせた、倉庫や工場のような無骨でかっこいいスタイルです。

・韓国風インテリア

白やベージュを基調に、丸みのある家具やラタン素材を取り入れた柔らかい雰囲気の韓国風インテリア

白やベージュを基調に、丸みを帯びたデザインの家具や、ラタン(籐)やファブリックなどの天然素材を取り入れた、柔らかく、どこか懐かしさを感じる温かいスタイルです。

 

もし「自分の好きなテイストがわからない…」という場合は、インテリア雑誌やSNSなどで「いいな」と感じたリビングの写真をたくさん集めてみてください。
集めた写真を見返すと、きっとあなたの好みの傾向が見えてくるはずです。

ステップ2:理想の暮らしを具体化する!「リビングでの過ごし方」をイメージしよう

次に、そのリビングで「誰が」「どのように」過ごしたいのかを具体的にイメージしてみましょう。
理想の過ごし方によって、必要な家具や最適なレイアウトは大きく変わってきます。

 

例えば、

「家族みんなで映画鑑賞を楽しみたい」
→ 大きなソファと、迫力ある映像が楽しめる大きなテレビが必要かもしれません。

「友人を招いてホームパーティーを開きたい」
→ 大人数で囲めるダイニングテーブルや、人が集まりやすい回遊性のあるレイアウトが理想的です。

「子供がのびのびと遊べる空間にしたい」
→ 床に広いスペースを確保し、おもちゃをすっきり片付けられる収納が重要になります。

「夫婦でゆっくりと読書や趣味の時間を過ごしたい」
→ それぞれがくつろげるパーソナルチェアや、手元を照らすスタンドライトがあると便利です。

 

このように、理想の過ごし方をご家族で話し合うことで、「私たちのリビングに必要なもの」が明確になっていきます。

ステップ3:暮らしやすさの要!「動線」を考えたレイアウト計画

テイストと過ごし方が決まったら、最後に家具の配置(レイアウト)を考えます。
ここでのポイントは「動線」、つまり人が室内を移動する経路をしっかりと確保することです。

生活動線を意識する

リビングは、玄関から他の部屋へ通り抜ける通路になることも多い場所です。
ソファとテーブルの間、テレビの前など、人がスムーズに通れる幅(一般的に60cm以上が目安とされています)を確保しましょう。

家具と家具の間の距離を考える

例えば、ソファからテレビまでの距離は、テレビ画面の高さの約3倍が適切とされています。
近すぎると目が疲れやすく、遠すぎると見えにくい、といったことが起こります。
家具同士の適切な距離感を意識することで、快適さが格段にアップします。

 

この3つの準備段階を踏むことで、おしゃれなだけでなく、あなたやご家族にとって本当に「暮らしやすい」リビングの土台を作ることができます。
リビングだけでなく、家全体の動線計画についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

関連記事:住みやすい家の特徴とは? 動線を考慮した間取りと押さえたいポイント

 

家具の配置と動線が整った日本のモダンなリビングの俯瞰図。シンプルで暮らしやすいレイアウトの実例

リビングがおしゃれに見える配色の法則とは?センスに頼らず失敗しない色使いのコツ

空間の印象を最も大きく左右するのが「色」です。
でも、「色の組み合わせなんて難しそう…」と感じる必要はありません。
ここでは、誰でも簡単におしゃれな配色が実現できる、プロも使う「色使いの法則」をご紹介します。

基本の3色!配色の黄金比「70:25:5」を使いこなそう

インテリアの配色は、主に3つの役割を持つ色で構成すると、バランスよくまとまります。
その理想的な比率が「70:25:5」という黄金比です。

 

ベースカラー(70%):お部屋の基礎となる色
壁、天井、床など、お部屋の中で最も広い面積を占める色です。
空間全体の印象を決める土台となり、ホワイトやアイボリー、明るいグレーといった、他の色を引き立てるベーシックな色が使われることが多いです。

 

アソートカラー(25%):お部屋の主役となる色
ソファやカーテン、ラグ、大きな家具など、インテリアの「主役」となる色です。
ベースカラーと相性が良く、あなたが目指すお部屋のテイストを表現する、中心的な色になります。

 

アクセントカラー(5%):空間を引き締める色
クッションやアート、小物、植物など、お部屋にメリハリをつけるための「差し色」です。
少量でも空間全体をぐっと引き締め、洗練された印象を与えてくれます。

 

この法則に沿って色を選ぶだけで、自然とまとまりのある、おしゃれなリビングが完成します。
まずは、この3つの役割を意識して色を選んでみてください。

白い壁をキャンバスに!理想のカラーパレットを作ってみよう

黄金比の基本がわかったところで、次はいよいよ実践です。
日本の住宅で最も一般的な「白い壁」をベースカラーとして、具体的な色の組み合わせを考えてみましょう。
白い壁は、どんな色とも相性が良い、万能のキャンバスのようなもの。
アソートカラーとアクセントカラーの選び方次第で、自由自在に好きなテイストを表現できるのが最大のメリットです。
ここでは、人気のインテリアテイスト別に、具体的なカラーパレットの例を表でご紹介します。

 

インテリアテイストアソートカラー(25%)の例アクセントカラー(5%)の例
北欧スタイル・淡いグレーのソファ
・アッシュ系(明るい灰色がかった木材)の家具
・イエローやライトブルーのクッション
・幾何学模様のアート
モダンスタイル・チャコールグレーのラグ
・黒いテレビボードやローテーブル
・シルバーの照明
・はっきりした赤や青のアートパネル
ナチュラルスタイル・ベージュや生成り色のカーテン
・オーク材(明るい茶色の木材)のテーブル
・観葉植物のグリーン
・アースカラー(茶色やテラコッタなど)の小物
インダストリアル・ブラックのアイアン(鉄)素材の家具
・ダークブラウンのレザー(革)ソファ
・スチール(銀)や真鍮(金)の照明
・レンガ色や深緑のヴィンテージ雑貨
韓国風インテリア・アイボリーや淡いベージュのソファ
・ラタン(籐)素材の小物
・ゴールドの雑貨
・くすみカラー(彩度を抑えた色)のファブリック

 

もし、どんな色を選べばいいか迷ったら、「森の中のような空間」「海辺のカフェのような空間」といったテーマを決めてみるのもおすすめです。
テーマが決まれば、そこから連想される色(森ならグリーンやブラウン、海ならブルーやサンドベージュなど)をアソートカラーやアクセントカラーに選ぶことで、自然と統一感のある配色になります。
色選びは、あなたの「好き」を表現する楽しいプロセスです。
ぜひ、この法則を参考に、自分だけのカラーパレットを作ってみてくださいね。

リビングの内装だけでなく、家の第一印象を決める外観の色選びも重要です。
外壁の色選びのコツについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:注文住宅は外観が重要!おしゃれな色選びのポイント

 

インテリアの配色黄金比を取り入れたリビング。白い壁、ネイビーのソファ、イエローのクッションで構成されたおしゃれなコーディネート例

統一感を出す家具・照明・カーテンの選び方|誰でもできるアイテム選びのコツ

準備が整い、色の方向性も見えてきたら、いよいよ家具やアイテムを選んでいきましょう。
ここでも「統一感」を意識することが、おしゃれなリビングへの近道です。
具体的なアイテムごとに、選び方のコツをご紹介します。

主役から決めるのが正解!家具選びの2つの基本ルール

リビングの家具は、空間に占める面積が大きい「主役(ソファやダイニングテーブルなど)」から選ぶのがセオリーです。
その際に意識したい、統一感を出すための基本ルールを2つご紹介します。

ルール1:素材感を揃える

テーブル、テレビボード、椅子の脚など、家具の木材の種類(オーク材やウォールナット材など)や、アイアン、スチールといった素材の質感を揃えることで、空間全体にまとまりが生まれます。

ルール2:高さを揃える(または低くする)

家具の高さを揃える、もしくは全体を低い家具でまとめると視線が抜けやすくなり、お部屋が広くすっきり見えます。
特に、背の高い家具は圧迫感が出やすいので、壁際に配置するのがおすすめです。

空間の印象を大きく決める「照明」と「カーテン」の選び方

家具と同じくらい、お部屋の印象を大きく変えるのが照明とカーテンです。

照明:シーンに合わせて使い分けるのが新常識!光の色と配置で空間を演出する

照明は、お部屋の印象を大きく左右するだけでなく、そこで過ごす人の気持ちにも影響を与える大切な要素です。
最近の照明選びの常識は、「光の色と明るさを、時間帯や過ごし方によって使い分ける」ことです。

 

・基本の明かり:主流は「調色・調光機能付き」LED照明

現在のリビング照明で最も人気があり、後悔が少ない選択肢が、光の色を変えられる「調色機能」と、明るさを調整できる「調光機能」がついたLED照明です。
これにより、ひとつの照明で様々なシーンに最適な光環境を作ることができます。

 

日中や作業時:お子様が勉強したり、読書をしたりする際は、文字が見やすい太陽光に近い自然な「昼白色」に。
夕食後やリラックスタイム:家族で映画を見たり、ゆったりと過ごしたりする際は、温かみのあるオレンジの「電球色」に。

 

このようにリモコンひとつで光を切り替えられる照明を選べば、リビングがより快適で多機能な空間になります。

 

・演出の明かり:+αで取り入れたい「多灯分散」テクニック

さらにワンランク上のおしゃれな空間を目指すなら、「多灯分散(たとうぶんさん)」という手法がおすすめです。
これは、天井のメイン照明だけでなく、フロアランプやテーブルランプといった「間接照明」をいくつか組み合わせて、空間に光の陰影を作るテクニックです。
夜、メインの照明を少し暗くして間接照明だけを灯せば、まるでホテルのラウンジのような、落ち着いたリラックス空間を演出できますよ。

カーテン:面積が大きいからこそ重要!種類・色・見せ方で差をつける

カーテンは窓を覆う面積が大きいため、選ぶものによってお部屋の雰囲気がガラリと変わります。
機能性はもちろん、デザインや「見せ方」にもこだわって選びましょう。

 

・種類を知る:カーテン以外の選択肢も

一般的な厚手の「ドレープカーテン」と薄手の「レースカーテン」の組み合わせ以外にも、様々な選択肢があります。
お部屋のテイストに合わせて選んでみましょう。

 

ブラインド:光の量を細かく調整できるのが魅力。モダンやインダストリアルな空間と相性抜群です。
ロールスクリーン:布を巻き上げて開閉するタイプ。見た目がすっきりしているので、シンプルな空間にぴったりです。
シェードカーテン:布をたたむように上下に開閉します。柔らかな印象で、ナチュラルや北欧テイストによく合います。

 

・色の選び方:3つのセオリー

カーテンは「アソートカラー(お部屋の主役となる色)」です。
色の選び方には3つのセオリーがあります。

 

壁の色に馴染ませる:壁紙に近い色を選ぶと、空間につながりが生まれ、お部屋が広く見えます。
他の家具と色を合わせる:ソファやラグなど、他の大きな家具と色を揃えると、空間に統一感が生まれます。
アクセントにする:あえて壁や家具とは違う、目を引く色や柄物を選ぶ上級テクニック。お部屋の主役になります。

 

・見せ方のコツ:天井を高く見せる

カーテンの取り付け方ひとつで、お部屋の印象は変わります。
おすすめは、カーテンレールを窓枠のすぐ上ではなく、天井に近い高い位置に取り付けること。
そして、カーテンの長さを床までしっかり届くようにすると、縦のラインが強調されて天井が高く見え、お部屋全体が開放的な印象になります。

最後の仕上げ!空間に彩りと生命感をプラスする「小物」と「グリーン」

家具やカーテンが決まったら、最後に空間を彩る小物や観葉植物を選びましょう。
飾り方に少しこだわるだけで、リビングがぐっと洗練された印象になります。

小物は「3つ」を意識して飾る

棚の上などに小物を飾る際は、高さや素材が異なるものを3つ組み合わせ、三角形になるように配置するとバランスが取りやすく、プロのようなディスプレイに見えます。

観葉植物を取り入れる

グリーンは、どんなインテリアテイストにも馴染み、空間に生命感と癒やしを与えてくれます。
まずは育てやすい小さなものからでも、ぜひ取り入れてみてください。
リビングに観葉植物がひとつあるだけで、ふと緑が目に入ったときに心が和むやすらぎの時間が生まれますよ。
鉢カバーの色や素材をインテリアのトーンに合わせることで、より洗練された印象になります。

 

今回はリビングに絞って解説しましたが、寝室や子供部屋など、各部屋に最適な照明選びについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

関連記事:新築住宅の照明計画とは?照明の種類と部屋ごとの照明の選び方をご紹介!

 

温かい電球色の間接照明と天井から吊るされたカーテンが落ち着きを演出する、夜のリビングインテリア

差がつくポイントはココ!リビング空間を格上げする3つの応用テクニック

基本的な作り方がわかったところで、ワンランク上のおしゃれなリビングを作るための+αテクニックを3つご紹介します。
これらを取り入れるだけで、空間にぐっと深みと洗練さが生まれますよ。

テクニック1:視線の「抜け」をつくり、空間を広く見せる

視線が奥までスーッと通る「抜け感」は、空間を広く見せるための重要なポイントです。

 

窓の前はあけておく:最も光が入り、視線が外に抜ける窓辺には、背の高い家具を置かないようにしましょう。
入り口からの対角線を意識する:ドアを開けたとき、最も遠くに見える対角線上のコーナーをすっきりさせると、部屋に奥行きが生まれます。
透ける素材を活用する:テーブルなどをガラスやアクリルといった透明な素材にすると、視線を遮らず圧迫感を軽減できます。

 

テクニック2:フォーカルポイント(見せ場)で視線を引きつける

「フォーカルポイント」とは、その部屋に入ったときに、自然と最初に視線が引きつけられる「見せ場」のことです。
意図的にフォーカルポイントを作ることで、空間が間延びせず、ぐっと引き締まった印象になります。

 

アクセントウォール:壁の一面だけ色や素材(壁紙、タイル、木材など)を変える手法です。テレビの背面やソファの背面の壁などが効果的です。
アートや鏡を飾る:お気に入りの大きなアートを一枚飾るだけで、そこが主役になります。また、デザイン性の高いフレームの鏡は、フォーカルポイントになりつつ、空間を広く見せる効果も期待できます。
デザイン性の高い照明:ペンダントライトやフロアランプなど、それ自体がオブジェのような美しい照明を主役にするのも素敵なアイデアです。

 

テクニック3:異素材ミックスで、空間に深みを出す

おしゃれな空間は、さまざまな「素材感(テクスチャー)」がバランスよく組み合わさっています。
例えば、つるつる、ざらざら、ふわふわ、といった異なる手触りの素材を意図的にミックスすることで、空間は単調にならず、表情豊かで深みのある印象になります。

 

ナチュラルテイストの場合:滑らかな無垢材のテーブル(木)に、ざっくりとしたリネンのカーテン(布)、光沢のある陶器の花瓶(土)、ふわふわのウールのラグ(動物性繊維)
モダンスタイルな場合:クールな印象のガラステーブル(ガラス)に、レザーのソファ(革)、シャギーラグ(布)、スチールの照明(金属)

 

難しく考えず、まずはクッションカバーやラグなど、小さな面積のものから異素材を取り入れてみるのがおすすめです。

 

この章でご紹介した「開放感」をダイナミックに実現する手法として、吹き抜けがあります。
吹き抜けリビングのメリットや注意点について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

関連記事:吹き抜けリビングの魅力とは?後悔しないために失敗を防ぐ対策ポイント

 

視線の抜けとフォーカルポイントを意識したリビング。アクセントウォールに飾られたアートと観葉植物が空間を引き締めるデザイン

おしゃれなリビング作りのQ&A!よくある疑問にお答えします

ここでは、お客様との家づくりの打ち合わせで、よくいただくご質問とその回答をご紹介します。

Q. リビングが狭くてもおしゃれに見せるコツはありますか?

A. 「背の低い家具で統一すること」と「色を賢く使うこと」がポイントです。

背の低い家具でまとめると、天井までの空間が広くなり、視線が抜けるため開放感が生まれます。
また、壁や床、カーテンといった広い面積を白やアイボリーなどの明るい色(膨張色)で統一すると、空間が広く見えます。
さらに、壁に大きな鏡を取り付けて景色を映り込ませるのも、奥行きを生む効果的なテクニックです。

Q. 小さな子供がいても、おしゃれなリビングは実現できますか?

A. 「素材選び」と「収納の工夫」で、安全とおしゃれを両立できます。

ソファカバーは洗濯機で丸洗いできるものや、汚れが染み込みにくい素材を選ぶと安心です。
ラグも、撥水加工が施されたものや、毛足が短く掃除がしやすいものを選ぶと良いでしょう。
また、おもちゃの収納には、蓋つきのデザイン性が高いバスケットや、リビングのテイストに合った扉付きの収納家具を活用し、「見せる」と「隠す」を上手に使い分けるのがおすすめです。

Q. LDKの場合、ダイニングとの統一感はどう出せば良いですか?

A. 「家具の素材やデザインのテイストを揃えること」が最も簡単で効果的です。

例えば、ダイニングテーブルの木の種類と、リビングのテレビボードやローテーブルの木の種類を合わせるだけで、空間全体にぐっと統一感が生まれます。
また、ダイニングチェアの座面の色と、リビングのソファやクッションの色をリンクさせるのも、おしゃれなテクニックです。
空間全体をひとつの大きな部屋として捉え、カラーパレットを共有する意識を持つと、まとまりやすくなりますよ。

 

LDKの空間づくりは、家づくりの大きなポイントです。
リビングとダイニングを一体にする間取りのメリット・デメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:リビングとダイニング、一体型にするメリット・デメリットを徹底解説

 

子供がいてもスッキリ片付くおしゃれなリビングダイニング。統一感のある家具選びと収納バスケットを活用したインテリア実例

まとめ

今回は、センスに頼らない「おしゃれなリビングの作り方」について、準備のステップから具体的な法則、アイテム選びのコツまでご紹介しました。
おしゃれな空間作りは、特別な才能が必要なわけではなく、いくつかの理論的なポイントを押さえることで、誰でも実現できるということを感じていただけたでしょうか。
大切なのは、まずあなたとご家族が「どんな暮らしをしたいか」をじっくりとイメージすることです。
そのイメージを道しるべに、今回ご紹介した法則やコツを活用すれば、きっと理想のリビングに近づけるはずです。

 

もし、家づくりで迷ったり、ご家族にぴったりのリビングを専門家と一緒に考えたいと思ったりしたときには、ぜひお気軽に私たち大栄建設へご相談ください。
私たちは、あなたの理想の暮らしを形にするパートナーとして、じっくりとお話をお伺いします。
まずは、あなたが思い描く理想の暮らしについて、私たちに聞かせていただけませんか。