木造軸組工法と2×4(ツーバイフォー)工法と木造軸組パネル工法

日本の新築一戸建ての主流は木造で、戸建て住宅の90%が木造住宅となっています(※林野庁HPより)。
木造住宅にはいくつかの工法があり、大きく分けると木造軸組工法(在来工法)と2×4工法(木造枠組壁工法)の2種類の建築方法があります。
今回は、この工法についての特徴や違いをご紹介したいと思います。

 

木造軸組工法(在来工法)とは?

木造軸組工法は日本で古くから用いられてきた工法を改良し発展させてきた建築方法で、在来工法とも呼ばれています。
コンクリートの土台の上に、垂直方向の柱、水平方向の梁(はり)、斜め方向の筋交いで骨組みを造り、屋根を張った後に壁などを取り付けて建築します。
建て方(たてかた)で屋根の構造までをほぼ1日で先に造るため、構造内部や資材を雨から守ることができる日本の気候を考えた工法です。

木造軸組工法

 

2×4(ツーバイフォー)工法(木造枠組壁工法)とは?

2×4工法は北米で標準化された建築方法で、角材で構成した枠組にパネルを取りつけた面材を用いるため、木造枠組壁工法とも呼ばれています。
1階の床からつくり始め、1階の壁が出来たら、1階天井、2階、屋根という手順で組み上げて建築します。
工場で製造した壁や床パネルを建築現場で組み立てるため工期を短縮でき、大工さんの技量に影響されずに品質が均一化され、コストパフォーマンスに優れた工法になり北米では主流となっています。
枠組壁に使用される規格材の断面が「2インチ×4インチ」のものが多かった事から2×4(ツーバイフォー)と呼ばれています。
そのため、規格材のサイズによって2×6(ツーバイシックス)、2×8(ツーバイエイト)などもあります。

木造枠組壁工法

 

2021年度の木造の新設住宅着工戸数における工法別のシェアは、木造軸組工法(在来工法)が79%、2×4工法(木造枠組壁工法)が19%、木質プレハブ工法が2%となっています(※林野庁 森林・林業白書より)。

 

木造軸組工法と2×4工法の比較

間取りの自由度

木造軸組工法では柱や梁を点で結ぶように組み合わせて建築するため、間取りや構造、開口部分の位置や空間の取りかたなどを自由に設計することができます。
そのため、大きな空間の間取りや大きな窓などを作りやすく、また壁を抜いて間取りを変更するなどのリフォームにも対応しやすい工法です。
2×4工法は規格サイズの6面体が基本の構造体で、面のサイズが決まっているため、設計に一定の制約が出てしまいます。
壁で建物を支えるため大きな空間の間取りや大きな窓などは作りづらく、また施工できる会社も少なく独自の工法を採用しているところも多いため、空間を後から広げたり変更することが比較的難しい工法です。
また基本的に1、2 階の耐力壁は原則として同じ位置になるようにする必要があるため、お部屋の間取りは制約を受けることになります。

 

耐震性

どちらも現在の耐震基準をクリアしていますが、面で構成するモノコック構造である2×4工法のほうが耐震性は高いと言われています。
モノコック構造は、飛行機や自動車などの技術から発達した構造で、大きな外力にも変形しにくいという特徴を持っています。
また、面で構成されているため、地震や台風などの外力が接合部に集中しにくく建物全体に分散するため、自然災害にも強い構造です。
木造軸組工法でも耐力壁や柱、梁の配置をきちんと考えることで十分地震に強い家をつくることができます。
大きな窓を備える場合は耐力壁を窓の周囲に設けるなど、構造計算をしてバランスを考えることが大切です。

 

工期と仕上がり

2×4工法は、工場で製造した規格化された構造体や部材を建築現場で組み立てるため、工期の短縮、品質の均一化が図られており、一般的な工期は3~4ヶ月ほどと言われています。
木造軸組工法は、依頼する建築会社によって構造材の種類・加工処理の仕様に差があるため、工期は比較的長く、また大工さんの腕によって仕上がりに差が出てしまいます。一般的な工期は6ヶ月ほどと言われています。

木造軸組工法と2×4工法の比較

 

木造軸組パネル工法

木造軸組パネル工法は、木造軸組工法に最新技術で作成したパネル材を加えて構造をより強化してデメリットを解消した工法で、木造軸組工法の良さは残しつつ、木造枠組壁工法のようなモノコック構造を取り入れ、耐震性の大幅な強化を実現した工法です。
基本的には、パネル材を軸組材と呼ばれる柱や梁に直接固定して壁を形成するため、建築現場での組み立て作業が比較的容易で、施工期間を短縮することができます。

木造軸組パネル工法は、現状では自由度が高く規格などがないため建築会社によって差が生じているため確認が必要です。
大栄建設ではSW(スーパーウォール)工法を採用し、高い性能を安定して発揮できるよう、LIXILの工場で厳しい品質管理のもと高精度加工を施し品質の均一化が図られたSWパネルを使用しています。

気密性・断熱性に優れており、高気密住宅の目安となるC値2.0を超えるC値0.5以下を基準とし、さらに断熱材の耐湿性が壁の内部結露を抑えることによって、住まいの耐久性向上を実現しています。

関連記事:高気密・高断熱・高耐震のスーパーウォール(SW)工法の家

SW

 

まとめ

木造軸組工法と2×4工法にはどちらも長所短所がありますが、現在ではどちらの工法も性能的な差異は少なくなってきています。
お互いの良いところを取り入れ効率化を図っているため、どちらの工法が良いのかよりも耐震性や長く快適に住めるかといった部分が重視されています。
そのため、耐震性に関しては”耐震等級“、長く快適に住めるかといった部分は”長期優良住宅“に認定されているかどうかが重要になってきます。
2つの工法のデメリットを解消しつつ、メリットは享受できる新たなSW工法などの木造軸組パネル工法もあり、長く快適な暮らしをする上で住宅性能と言う部分にも焦点を当てていただけたらと思います。

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大栄建設は ZEHの普及に努めています!

ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。

ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。

大栄建設の ZEH普及実績と今後の目標

2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は新築75%・既存75%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築75%・既存0%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築67%・既存0%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築75%・既存0%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築50%・既存0%