老後を考えた間取りのポイントとは?快適な暮らしを見据えた安心して住める工夫

子どもの独立や定年退職など、ライフスタイルの変化をきっかけに、建替えや住替えを検討する方が増えています。
せっかくのマイホームですから、将来の老後のことまで考えた家づくりをして、老後も快適に住み続けられるお家が理想的ではないでしょうか。
年を重ねると、以前は当たり前にできていたことでも困難になることが増えてきます。
家づくりにおいては、長くストレスなく住み続けられる工夫をすることが大事になってきます。
今回は、老後を見据えた家の間取りについてご紹介します。

年を重ねた女性と孫

老後のライフスタイルの変化

老後のことを考えた間取りにするためには、マイホームの設計段階から将来の変化を見据える必要があります。
若い頃と年を重ねたときの生活はさまざまな面で変化し、それに伴い住まいの快適さも変わってきます。
老後のライフスタイルが大きく変化する要素として、主に体力面や家族構成の変化などが挙げられます。

体力と健康状態

年齢を重ねるにつれて体力は衰えていきます。
若い頃は難なくこなせていた階段の上り下りが大きな負担となり、少しの段差につまずいて転倒すれば大ケガをする可能性も高くなります。
実際に骨折で入院する方は多くいらっしゃいます。
これまでのライフスタイルでは快適だったお家が、年齢を重ねると不便に感じられる可能性があります。

家族構成

子どもが小さいときに建てた広いマイホームは、子どもが独立した後の生活には広すぎると感じるかもしれません。
今まで子どもたちが使用していたお部屋は空き部屋となり、物置になってしまうことも少なくありません。
老後のライフスタイルに必要な住まいの広さや機能は変わります。
使わないお部屋であっても定期的なお掃除や換気は必要で、広すぎるお家は維持が大変になるため、老後はコンパクトな間取りが好まれます。

家事と生活動線

老後の生活では、家事や移動の負担を軽減する工夫が必要です。
ベランダに重たい洗濯物を干すことは重労働であり、生活動線に階段が含まれていると億劫に感じるかもしれません。
生活動線を短くして、主要な生活スペースが同じフロアに配置されることが重要です。

老後のライフスタイルはマイホームを建てたときとは大きく変化するため、定年退職を機に、お家を建替えたり、利便性の良い都市部に引っ越したりするケースも少なくありません。
若いうちに老後の暮らしを具体的にイメージすることは難しいですが、老後を見据えた家づくりを計画し、その時になって慌てることのないようにしましょう。

スマホをみる家族

老後を快適に暮らすための間取りのポイント

リフォーム・リノベーション前提で考える

老後も快適に暮らすための家づくりをする際は、将来リフォームやリノベーションをする前提で設計することが大切です。
ライフスタイルの変化に応じて暮らしの快適さは変わるため、若いうちに老後の生活を想像して間取りを考えたとしても、実際にその時になったら不便に感じるかもしれません。
ライフスタイルの変化に応じて変えられるようにしておくことで、その時の生活に合った間取りを選択することができます。
例えば、リビングを広めにしたり、リビングの隣にフリースペースを設けておくことで、将来的に寝室を1階に作ることが可能になります。
子ども部屋はフレキシブルにしておくことで、子育て後に趣味用のお部屋やゲストルームに変更するなど、老後の生活にも便利なお部屋に変更できます。
全ての間取りを変更するために、リフォーム・リノベーションをしやすい工法でお家を建てることも重要です。
また、耐震等級3や長期優良住宅など、長く快適に暮らせる住宅であることも大切な要素となります。

バリアフリー設計

老後の暮らしを快適にするためには、バリアフリー設計は欠かせません。
バリアフリーとは、生活する上で支障となる物理的な障害や精神的な障壁を取り除くことで、高齢者や障害者だけでなく、病気やケガをされている方にとっても安心して生活ができるようにすることです。
バリアフリーを考える上で重要なポイントは、「転倒防止」「広さ」「温熱環境」の3つです。
年齢を重ねると足腰が弱くなるため、階段などの段差を最小限に抑えたり、手すりを付けたり、滑りにくい床材にしたりすることで、転倒によるケガのリスクを減らします。
また、介護や車いすでの生活も視野に入れて、浴室やトイレ、廊下などの広さをあらかじめ確保しておくことも重要です。
さらに、住宅の温熱環境を整えることで、ヒートショックや高血圧、糖尿病、難聴などさまざまな健康リスクを減らすことに繋がります。
健康で快適な生活を行う上では、適切な温度・湿度管理や良好な空気循環が重要です。
3つのポイントを考慮することで、安心で安全な老後の暮らしを実現することができます。

関連記事:良好な温熱環境による健康生活 ~適切な温度で健康住宅に~

ワンフロアで生活できるコンパクトな間取り

老後の生活では、階段の上り下りが負担となることが多いため、主要な生活スペースをすべて一階に配置するワンフロアの間取りが好まれます。
リビング、キッチン、寝室、バスルーム、トイレなどを同じフロアに配置することで、移動の負担を大幅に軽減できます。
また、広すぎるお家はお掃除やメンテナンスが大変になるため、必要最低限の広さで効率的に生活できるコンパクトな間取りや、行き止まりを作らない回遊できる間取りも生活動線を考える上で適しています。
大きめの収納をリビングに設けることで、使い勝手も良くなります。
生活動線が考えられた間取りは、高齢者だけでなく、全ての年代の方にとって生活しやすくなる大切な要素です。
効率的な生活動線を確保することで、日常の動作がスムーズになり、家事や移動の負担が軽減されます。

関連記事:住みやすい家の特徴とは? 動線を考慮した間取りと押さえたいポイント

体への負担を減らす

老後の暮らしは少しの動作でも負担に感じる場合があります。
そのため、日常生活の中で体への負担を減らす工夫が必要かもしれません。
例えば、開き戸は開閉のたびに体を後ろに移動させる必要があるため、引き戸にすることで体への負担が軽減し、車いすでも開閉しやすくなります。
また、トイレが1階にしかない場合、寝室からトイレへの移動のたびに1階へ降りるのは大変です。
そのため、それぞれのフロアにトイレを設置することをおすすめします。

バリアフリーケアリフォーム

まとめ

「ただでさえ家づくりは考えることが多いのに、老後のことまで考えられない」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、今から完璧に老後の生活を想定しなくても、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できる家づくりにすることで、老後のことも考えた暮らしやすい家にすることができます。
老後はライフスタイルが大きく変化する可能性があります。
住宅だけでなく、日常的なお買い物や病院への通院など、生活する上での移動も考える必要があります。
快適な暮らしを実現するためには、設計段階から将来を見据えて計画することが大切です。


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2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築75%・既存0%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築67%・既存0%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築75%・既存0%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築50%・既存0%