テレワークスペースとしての書斎は必要?効率と快適さを追求した環境

新型コロナウィルス感染症や働き方改革などの影響により、在宅ワークが普及したことからライフスタイルが変化しています。
テレワーク(リモートワーク)を導入する企業が増えたため、注文住宅やリフォームなどでお住まいに求める内容も変わってきており、テレワーク用の書斎を設けたいと検討されている方が増えています。
落ち着いて作業ができる専用の書斎のみならず、リビングやダイニングの一角や階段の踊り場、廊下などのスペースを有効活用する例もあります。
仕事の質を高めたり、仕事とプライベートのスイッチを切り替えたりするためにも、テレワークスペースは重要です。
今回は、テレワーク用の書斎についてご紹介します。

ワークスペース

テレワークに書斎(ワークスペース)は必要?

そもそもテレワーク用に書斎は必要でしょうか?
書斎とは、もともと読書や執筆をするためのお部屋で、仕事だけではなく書庫や趣味、現代だとパソコンなどといった幅広い用途で利用できるお部屋です。
書斎は優先順位が比較的低い間取りでしたが、働き方が変わり幅広い用途で利用できるため、書斎を作りたいという方が増加傾向にあります。

書斎を作りたい理由として、

・オンとオフを切り替えられる空間が欲しいから
・仕事用の環境がないから
・在宅時間が増え、仕事や趣味に集中できる空間が欲しいから
・家でもプライバシーを確保できる空間が欲しいから

というような理由が多く聞かれました。

また、株式会社リクルート住まいカンパニーが実施した、「新型コロナ禍を受けたテレワーク×住まいの意識・実態」調査によると、テレワークを実施している場所として多く挙げられているのが、

・リビングダイニング(ダイニングテーブル) :55%
・書斎(専用ルーム)            :16%
・リビングダイニング(仕事専用デスク)   :15%
・寝室                   :14%

というような結果でした。

急なテレワークの実施により環境が整っていない方が多く、ライフスタイルの変化に合わせて書斎の需要は高まっているのです。
人生100年時代と言われているこの時代には、プラスアルファの空間は重要になりそうですね。

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テレワーク用の書斎に求められること

テレワークを導入する企業が増えたことから、お家で仕事ができる書斎を作りたいという方も増えています。
昔の書斎としての形ではなく、パソコンを使った仕事に集中できるテレワークスペースとしての需要が高く、ニーズが変化しています。
では、現代のテレワーク用の書斎にはどういったことが求められているのでしょうか。

集中できる環境と設置場所

テレワークスペースのメインとなる用途は仕事のため、集中できる環境が望ましいです。
ただ、設置する場所との兼ね合いがあり、集中できる環境も人によって異なります。
テレワークスペースを使う方に合わせた、設置場所や間取りを考えましょう。

・個室タイプ

個室タイプは、静かな環境で集中して仕事や勉強をしたい方向けの書斎です。
2畳程度から設置が可能で、壁とドアで囲まれていて視線や音を遮ることができるため、社外秘の資料や会議が多い場合でも対応することができます。
仕事や勉強に集中しやすい環境になりますがご家族の様子はわかりにくくなるため、室内窓を設置するなどの対応が必要になるかもしれません。

・半個室タイプ

扉は付けず、3方向を壁や家具などで区切っているのが半個室タイプの書斎です。
寝室や居室などで本棚などの大きめの家具で仕切り書斎スペースとするタイプやロフトやスキップフロアなど高さで空間を仕切るタイプもあります。
適度に目隠しはされますが音はよく聞こえるため、ご家族の様子を確認しながらの仕事に向いています。
しかし、書類やパソコンを見られる可能性があることには注意が必要です。

・オープンタイプ

リビングや廊下などの一角を書斎にするオープンタイプは、新築でもリフォームでも簡単に設置することができます。
デスクとイスを置けるスペースがあれば、どこでも書斎として利用できるため、個室タイプの書斎を設けるスペースがない場合や複数人で使用しやすく、テレワークやリモート授業などでスペースが必要になる状況でも利用しやすいタイプです。
しかし、オープンタイプの書斎は仕切りがないため、周りの音が聞こえやすかったり視界にはいってきたりするため、人によっては集中できない可能性があります。

快適性と費用

テレワークスペースを作業場としてだけ考えるのではなく、快適に仕事ができるスペースにする必要があります。
デスクとイスを置くスペースがあれば仕事はできるかもしれませんが、快適に使用できる環境でなければ効率や成果に影響を与えるかもしれません。
そのため、どのような環境であれば快適に仕事ができるかを考えてみましょう。
仕事に関連する機器や書類、文房具を置くスペースなどから必要な広さやコンセントの必要数や場所などを明確にする必要があります。
テレワークスペースをより充実したものにするためには、お家全体の広さや費用についても考えなければなりません。
テレワークスペースを広くしたい場合は、お家全体的を広く作るか、他のスペースを削らなければならないため費用もかかります。
これからお家を建てようとお考えの方は、これらのことを踏まえて理想の間取りをイメージしてみてください。

ワークスペース

テレワーク用の書斎を作る際の注意点について

では、テレワーク用の書斎を作る際に、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。

照明と窓の位置

明るさは集中して作業するためには必須です。
暗すぎると見づらく、明るすぎてもまぶしくてパソコンでの作業はしづらくなります。
窓に位置によって太陽光がパソコンの画面に反射してしまうということもありますので、太陽の光がどう入るかを考慮して、窓の位置やデスクの配置、照明についても検討する必要があります。

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防音対策

テレワークを行う際は、防音対策も行った方がよいでしょう。
ビデオ会議を行う場合に室内の音が他のお部屋に漏れないようにすることと、ご家族の声など外の生活音が聞こえないようにする必要があります。
そのため、リビングや子ども部屋など音が発生しやすいお部屋と隣接しないように書斎を配置すると良いでしょう。

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コンセントの位置と数

テレワークをする際はパソコンが必要で、その他にもプリンター、タブレット、スマートフォンといった周辺機器も必要になります。
それらの周辺機器をどこに配置するのかを事前に決めておき、使いやすいレイアウトで利用できるように、また今後の拡張性も考慮したコンセントの位置と数を検討することをおすすめします。

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デスクとイス

テレワークの基本となるデスクとイスは、使いやすい幅、奥行き、高さをしっかり検討してから設置しましょう。
サイズや高さが合わない場合、身体を痛めてしまう原因になります。
イスの座面の高さは身長の1/4程度が望ましいとされ、足裏全体が床に接する程度が適切です。
デスクの高さはイスに座った状態で手を置いたとき、ひじの角度が90度になる高さが目安です。
イスの脚の形状や材質、床の種類によって、座りやすさや動かしやすさが変わってくるため、事前にどのようなイスにするのか目星を付けた上で、書斎について計画された方が良いですね。

書斎

 

まとめ

今回は、テレワーク用の書斎についてご紹介しました。
自宅で仕事や作業を行う機会が増えつつある現代において、書斎のニーズは高まっています。
テレワークのスタイルやライフスタイルに合わせた書斎スペースの作り方を考えてみましょう。
注文住宅やリノベーションをお考えの方は、書斎・ワークスペースの設置を検討してみてはいかがでしょうか。


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2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は75%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は67%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は75%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は50%