部屋の温度を一定に保つ方法とは?適切な室温で快適な家へ!

室内の温度調節がしっかりされていない家では、夏は暑く、冬は寒く感じてしまいます。
当たり前のことのように感じるかもしれませんが、家の中がこのような不快な状況では満足な暮らしはできず、またご家族の健康にもよくありません。
適切な室温にすることで、健康・快適に暮らすことができるようになります。
今回は季節ごとの適切な温度や温度を一定に保つ方法をご紹介します。

健康・快適に暮らすことができる家

 

季節ごとの適切な温度について

季節によって気温は大きく異なるため、室内の適切な温度も変わってきます。
特に真夏や真冬は温度調節をしっかり行わないと体調を崩す恐れもあり、特に小さなお子さんやご高齢の方、ペットがいるご家庭では注意が必要です。
ご家族の健康を守るためにも、適切な温度を知っておきましょう。

環境省によると、夏場の適切な室温は28℃とされています。
室温が28℃であり、エアコンの設定温度が28℃ではないことに注意してください。
この室温28℃というのは消費電力を考慮した、人が過ごしやすいギリギリの温度で、政府が提唱するクールビズ(過度な冷房に頼らず様々な工夫をして夏を快適に過ごすライフスタイル)に基づくものです。
夏場の冷房は設定温度を1℃上げるごとに約13%の節電効果が期待できます。
室温は日当りや建物の構造、その他暑さ対策によっても変化するため、28℃を目安にしつつ各個人が不快にならない温度になるようにしてください。

環境省による冬場の適切な室温の目安は20℃とされています。
こちらも室温が20℃で、設定温度が20℃ではないことに注意してください。
この室温20℃も政府が提唱するウォームビズ(過度な暖房に頼らず様々な工夫をして冬を快適に過ごすライフスタイル)に基づくものです。
暖房の場合は、温度を1度下げるごとに10%の節電効果が期待できます。
この室温で寒いと感じる場合は、暖気は上に溜まるため風を下向きにしたり、エアコンのスイング機能を使用したりして空気の循環をすると効果的です。
冬場は明け方気温が低い時間にトイレに行くなど布団から出る時に、暖房をつけておらず布団の中の温度と室温に差があると、ヒートショックを起こす危険性があるため注意が必要です。

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季節ごとの適切な温度と快適な部屋

 

部屋を快適な温度に保つ方法

夏場や冬場は、家の中を一定の温度になるように工夫することで快適に過ごすことができるようになります。
ではどのような方法で、部屋を快適な温度にすることができるのかをご紹介します。

室内の空気を循環させる

空調設備などで室内の空気を循環させることで、部屋の温度を一定に保つことができるようになります。
暖かい空気は上に、冷たい空気は下に溜まります。
そのためサーキュレーターやシーリングファンなどで空気を循環させることで、上に行ってしまった暖気や下にこもっている冷気を循環させ室内の上下温度を均一にすることで、快適に過ごすことができるようになります。

加湿機能と除湿機能

加湿機能や除湿機能を利用し、部屋の湿度をコントロールすることで快適さを保つことができるようになります。
同じ室温でも湿度が低いと涼しく感じ、高いと暖かく感じます。
夏は除湿機能をうまく活用することで、同じ温度でも湿度を下げることによって涼しく快適になり、冬は加湿機能をうまく活用し湿度を上げることによって暖かく感じられます。

断熱性能や遮熱性能を高める

断熱性能や遮熱性能を高めることで、外気の影響を受けにくくします。
夏の強い日差しが入り込めば室温は上り、冬の冷気が入り込めば室温は下がってしまいます。
特に窓などの開口部から入ってくる外気は室温に大きく影響し、夏の室内に熱が入り込む割合は73%、冬の屋外に熱が逃げる割合は58%となっています。
そのため、断熱性能の高い窓に交換したり二重窓にしたりすることで、極端な温度上昇や温度低下を防ぐことができ、部屋の温度を保つことができるようになります。
夏場は遮光カーテンやシェードなどで遮熱対策をすることも効果的です。

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夏の外の熱が室内に入り込む割合 冬の室内から外に熱が逃げる割合

 

まとめ

ご家族の健康のためにも無理なく室内を適切な温度に保つ工夫が大切です。
これからは健康・快適で省エネな住宅が重要で、窓だけでなく住まいながらおうちまるごと断熱する方法もございます。
IoTやAIの技術を活用し、住宅設備をデバイスに接続してより快適な生活を実現するスマートホームも広がりを見せてきています。
一年中最適な温度で快適な生活を実現できる家づくりを行って頂ければと思います。

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2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は75%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は67%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は75%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は50%