水回りの床材はなにがいい?選ぶポイントとおすすめの種類

湿度が高くなりやすく、水で濡れやすい水回りを快適な環境にするためには、床材選びが重要です。
リビングや寝室など他のお部屋は無垢材のフローリングにこだわった方でも、水回りの床材は何にするか迷われている方も多いのではないでしょうか?
水回りの床材には水に強い素材が求められますが、耐水性の高い床材を選ぶことで変形や腐食を最小限に抑え、美しい状態を長く保つことが可能です。
今回は、水回りの床材についてご紹介します。

水回り床材

水回りの床で起こりやすいトラブル

まずは、水回りの床で起こりやすいトラブルから確認していきましょう。

汚れとキズ

使用している床材によっては汚れやキズがつきやすいものがあります。
汚れがついてしまうととたんに古びて見えて汚らしい印象となってしまい、キズがついてしまうとそこから浸水してしまうため注意が必要です。
また、溢した水などを放置してしまうと、床材に変色や変質、ひび割れなどさまざまなトラブルを引き起こします。

特に2階以上に水回りがある場合、電気設備などへの影響が発生し、故障や停電を引き起こす可能性もあります。

変形と腐食

水回りの床は湿気や水滴などの影響を受けやすく、床材によっては変形する可能性があります。
過剰な水分によって反りや膨らみなどの変形が起こり、
特にフローリングなどの木の床材は水に弱いため、適切なメンテナンスを行わないと腐食してしまい、規模によっては床材だけでなく床下まで水が届き、お家の基礎部分にも影響が生じます。
基礎部分の腐食は倒壊につながる恐れがある為、適切なお手入れや点検、メンテナンスを欠かさないようにしましょう。

カビやシロアリ

水回りは水分が多いため、カビやシロアリの発生リスクが高くなります。
シロアリは湿度が高くエサが豊富にあることで、カビは湿度と汚れがあることで繁殖します。
カーペットやマットなどを使用している場合は特に水分を含みやすく、定期的にお手入れをしなければシロアリやカビの繁殖を促進してしまいます。
被害状況によってはメンテナンス費用が高額となるため事前に対策しましょう。

キッチン

水回りの床材選びのポイント

水回りはご家族みんなが毎日使う場所のため、床はどうしても汚れたり傷んだりしてしまいます。
トラブルを最小限に抑え美しい状態を長く保つために、水回りの床材を選ぶ際は、以下のポイントを抑えて選びましょう。

1.水に強い素材

水回りの床は常に水濡れの可能性がある場所のため、濡れても劣化しにくい耐水性の高い素材を選びましょう。
素材によっては水濡れを放置すると黒くシミになってしまったり、変形や腐食の原因となってしまったりすることがあります。
水をはじき、劣化しない水に強い素材を選ぶことで安心して長く使うことができます。

2.掃除がしやすい

水回りの床は、水のほかにも油汚れやほこり、尿などさまざまな汚れがつきやすく常に清潔にしておきたい場所です。
掃除のしやすさを考えると、カーペットなど汚れが絡みやすく、水などの液体を吸収してしまう素材は避けたほうが良いでしょう。
また、洗剤や耐アンモニア性の高いものを選ぶことで床材が傷むことを避けることができ、掃除がしやすくなります。

3.デザインのバランス

水回りの床材を選ぶ際には、設備や壁紙、水回り以外の床材などとのデザインや雰囲気の相性も考慮することが大切です。
洗面化粧台やトイレが白であれば、明るい色の床材を選ぶことで統一感を出すこともできるでしょう。
壁紙に柄のあるものを選ぶのであれば、無地の床材の方が合うかもしれません。
また、水回りと水回り以外の床材が違う場合、選んだデザインによっては違和感を覚えることがあります。
床材の色味を揃えたり、床材同士をつなぐ見切り材を活用することで、バランスを取ることができます。

4.場所別に考える

一口に水回りといっても、キッチン・トイレ・洗面室では重要視するポイントも異なります。
キッチンは油や食材などの汚れが付きやすいのでメンテナンス性が高い床材、トイレは衛生面を考えて抗菌効果が高い床材、洗面室は湿気やカビのことを考えた床材など、場所別に重視するポイントを考えることも大切です。

トイレ床材

水回りにおすすめの床材と特徴

クッションフロア

クッションフロアはポリ塩化ビニル系のシート状の床材で、柔らかくクッション性があることが特徴です。
異なる素材による積層構造になっており、クッション性があることから疲れにくく、階下への音を和らげる効果があります。
耐水性に優れ、汚れにも強いため水拭きで簡単にキレイにすることができますが、床材としては柔らかいため、硬いものを落としたりするとキズがつき、そこから水や汚れが侵入してしまうため注意が必要です。
近年ではフローリングやタイルの見た目や質感に似せた商品も多く、さまざまなデザインの中から選ぶことができ、家具や壁紙などとのデザインのコーディネートを考える楽しみがあります。

タイル

タイルはセラミックや陶器、石材、ガラスなどの素材を使った床材で、水や汚れに強くメンテナンス性にも優れているという特徴があります。
タイルは耐水性に優れ、汚れにくく傷や凹みがつきにくいため、耐久性にも優れています。
デザイン性が高く、サイズや形状、カラーバリエーションなど好みやインテリアに合わせて選ぶことができますが、タイルは一般的な床材の中でも比較的コストが高く、施工には高い技術が必要となります。
硬い素材のため足腰への負担が大きく、冷たさを感じたり濡れた状態だと滑りやすくなったりするため注意が必要です。
また、継ぎ目から水や汚れが入り込む場合があるため、早めに拭き取るようにしましょう。

フロアタイル

フロアタイルはクッションフロアと同じポリ塩化ビニル系のタイル状の床材で、施工性とデザイン性に優れる特徴があります。
防水性、防汚性に優れ、クッションフロアと違いクッション性が無いのでキズに強く、土足に対応しているものもあります。
カッターで切れる施工性の良さで簡単に敷く事ができるためリフォームやメンテナンスがしやすく、木目柄や石目柄など本物と間違うほどのデザイン性の良さがあります。
ただし、タイルと同様硬い素材のため足腰への負担は大きく、継ぎ目から水や汚れが入り込む場合があるため注意が必要です。

フローリング

フローリングは木材を使用した床材で、無垢材を用いた「無垢フローリング」と木材や樹脂などを合板に貼り付けた「複合フローリング」の2種類があります。
床材としては一般的なフローリングですが、基本的に湿気や水に弱く、水回りの床材としては適していないため劣化が早くなってしまいます。
使用すること自体は可能ですが、水を吸収しやすいため濡れたら拭いて乾燥させないとシミになる可能性があるため、耐水性や耐アンモニア性などの機能が備わった複合フローリングやウレタン塗装を施した無垢フローリングなどを選ぶようにしましょう。

洗面化粧室

まとめ

水回りの床材にはいくつか種類があり、使う場所やご家族の好み、ライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
床材によるトラブルを防ぐためにも、耐水性や耐久性、メンテナンス性の高い床材を選ぶことで美しい状態を長く保つことが可能です。
フローリングを水回りの床材として使用する場合は、小まめなお手入れと定期的なメンテナンスをするように心掛けましょう。
それぞれの床材の特徴を考慮しながら、お気に入りのデザインを探してみてはいかがでしょうか?


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2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は75%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は75%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は67%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は75%