家づくりの資金計画は、一生涯にわたり家計を豊かにするチャンスです。
一生で一番大きな買い物ですから、上手に資金計画をすれば長期にわたり家計に余裕ができますし、無理な資金計画をすれば、旅行も外食も教育費もガマンばかりの人生になってしまいます。
ポイントは、「建築費が高いか安いか」というような今だけの相場の動きに焦点を合わせないことです。
資金計画は、理想的と思える暮らしをご家族みんなで考えて、それを実現するために何を優先し、何にお金を使うべきかを決めるために行うものです。
大栄建設で行なう資金計画は、建物の見積金額と住宅ローンの借入金額の帳尻を合わせるものではなく、
子や孫に至るまで、豊かに暮らすためにご家族が優先すべき価値観を決めるものでありたいと考えています。
大栄建設では、ご家族の価値観についてヒアリングを行いながら、建築費、住宅ローン、補助金、税制優遇、建物維持費などについて、お客様のライフプランも加味しつつ、将来にわたり心配が少しでも減るような家づくりの資金計画をさせていただきます。
土地の資金計画
計画を立てる際のポイント
- 両親や祖父母の土地が活用できればベストです。
- 子供が大きくなるほど学区域などの制約を受けるため、土地探しのエリアが限定され、土地コストが高額になる可能性が高いです。
- 土地探しからの家づくりを行う場合には、若いうちのほうが断然有利です。
建物の資金計画
建物の中で優先的にお金をかけた方がよい部分は「建物構造」です。
この部分は建物の耐久性、耐震性、気密性断熱性に関わる部分であり、建築後に良くすることはできない部分だからです。
構造部分さえしっかりしていれば、間取りや設備はリフォームによってより良く変えていくことができます。
40年程度でボロボロになってしまう建物と100年持つ家とでは、同じ費用で建てた家でも、最終的には倍以上の価格差がでてしまうということを考慮してください。
ポイントは耐震等級3で、雨漏りや内部結露などの対策が十分できている構造仕様の建物を選ぶことです。
長期的にはもっとも資金計画に影響する部分ですので、しっかりと確認することが重要です。
リフォーム費用の捻出
いくら構造体が丈夫な建物でも、何もメンテナンスをせずに放っておくと、劣化が早まります。
特に建物の構造体に直接影響しやすい屋根や外壁のメンテナンスを怠ってしまうと、建物寿命が短くなってしまいます。
定期的に外壁修繕と水廻り設備のリフォームは必要になりますので、予め資金計画に組み込んでおかなければなりません。
リフォームは新築から15年、長くても20年後には確実に実施する必要があります。その際に現金が用意できれば良いのですが、難しい場合、リフォームローンで分割支払いするケースが多いです。現在の住宅ローンにリフォームローンが上乗せされてしまうと家計が破綻してしまうといけませんので、リフォームは住宅ローンの借り換えによって、リフォーム資金を捻出することもできます。
半分以上支払が終わっている住宅ローンにリフォーム費用(例えば外壁と水廻り全てで600万円とする)を合算してローンを借り換えるという方法を選択すれば、 今までの月々支払金額と変わらずに、外壁もメンテナンスされ、水廻りも最新にすることができます。住宅ローンですからリフォームローンよりも金利が安く、団体信用保険もつきますから、もしもの事があっても安心です。
このように長期的な視点で生涯の資金計画をすることが大切です。
建築費用や住宅ローン金利も大切ですが、長期的に見ればもっと大切なことが沢山あるので、私たちと資金計画をすることはとても有意義な時間になるはずです。
補助金・金利優遇
最近では、低炭素社会に向けた補助金や地震や台風などの災害対策に向けた補助金が住宅向けに交付されるケースが多くなりました。
長期優良住宅や認定低炭素住宅になると金利や税金の優遇なども受けることができます。
これら国策として行なっている恩恵を十分に活用し、建物の性能を向上させ、ご家族の家計に余裕を生むことができます。
ライフサイクルコスト・建物維持費
水道光熱費、医療費、家電、家具など、住み続けていると必ずかかる費用があります。
特に水道光熱費は大きな出費ですので、ライフサイクルコストが上がらない家づくりが必要です。
- 高気密高断熱住宅で冷暖房の光熱費を節約する。
- 快適な温熱環境で疾病リスクから身体を守る
- エアコン2台で温度差の無い家を造り、エアコン買い換え費用を抑える
- 一生ものの造作家具で家具購入を不要にする
上記のような家づくりをすることで、必ずかかるライフサイクルコストを抑えることができます。特に光熱費と医療費に関する家計への影響力は絶大です。
建築費や住宅ローンのことだけで無く、一生涯にわたる家計を豊かにする理想的な暮らしを叶えるためには、長期的なライフサイクルコストなども視野に入れ、建物構造を妥協せず、補助金や金利優遇などを賢く活用して、上手に資金計画をすることが大切なことだとおわかりいただけたと思います。
家づくりに取り組むということは、よりよい人生設計をするための絶好の機会です。
ここで長期的な視野を持ち、上手な資金計画をするか、目先の問題解決のために安易な資金計画をしてしまうかでは、人生の豊かさに大きな差が生まれるでしょう。
まずは、資金計画のご相談からお声がけください。